「あおもり創造学」プロジェクト事業
令和7年度 主体的に未来を切り拓く高校生による「あおもり創造学」プロジェクト事業
1 プランの名称
八戸発見学~地元の「強み」から未来への挑戦~
2 学校及び地域の現状
県南地方の産業・文化の中心と位置づけられる八戸市に立地する本校は、ほぼ全生徒が大学に進学し、その多く
が県外へ出て行く、そして、就職に際してもそのまま大学所在地あるいは所在地方に留まる傾向がある。
3 具体的な目標
将来本県に戻り官・民それぞれの立場で発展に寄与する人材を育成するため、まず地元の強みとなるものの現状
を認識する。具体的には、地元で活躍している企業の視察や歴史的文化遺産の見学を通して、郷土の現況を高校生
の視点でとらえ、持続可能な社会につながるアイデアを提案する。
4 内容・実施方法
① 地域を知るー八戸の地理、歴史、フィールドワークの方法について学ぶ。
② フィールドワークー地域の企業や文化財を訪問し、見学や意見交換、情報収集を行う。
→ 「5 取材・見学」参照
③ フィードバックーフィールドワークをもとに調査内容を整理・分析し考えをまとめる。
→「6 発表会」参照
④ 提案資料作成ー企業等に提案する資料(レポート)作成を行う。
→「7 令和7年度研究課題」参照
5 取材・見学
1年地域巡検 企業訪問(マネックス証券)
1年地域巡検 種差海岸
1学年 地域巡検 実施日:令和7年10月2日(木)
6 発表会
1学年 八戸発見学 発表会 実施日:令和7年10月23日(木)
7 令和7年度研究課題(抜粋)
① 不可能に挑戦する攻めの姿勢と地域への誇り
自分たちが将来働きたいと思える八戸、そして誇りを持って暮らせる八戸を実現するために、若者が地域に関わりやすくなる仕組みづくりや地元企業との連携によるインターンシップの充実、地域の魅力を発信する活動など、八戸の未来を自分たちの手でつくっていくことの提案。
② 八戸から未来を考える Connect with Innovation
八戸を「住みたい」「育てたい」と思える地域にするための、子育て・結婚・出産を支援する制度の充実と、地域の魅力を県内外に発信する取り組みについての提案。
③ 八戸発世界へ
持続可能で心豊かな社会を実現するために、環境・経済・福祉のバランスをとった地域づくりの取り組みを通じて、 人と自然が共に豊かに生きる社会の実現への提案。
④ 見えない技術で未来を見つめる
八戸で事業を展開する際の課題である、人材の確保と中心市街地の空洞化を解決するために、若者や移住者が働きやすい環境づくり、地元企業と教育機関の連携による人材育成、空き店舗や空き地を活用した地域活性化プロジェクトの推進などの提案。
⑤ 金持ちワッショイ!!~金融で八戸を豊かに~
地方では資産運用に関する認知度が関東圏に比べて低く、将来の生活設計や経済的自立に課題があり、それを解決するための、学校や地域での金融教育の充実、地元金融機関による初心者向けセミナーの開催、SNSや動画を活用したわかりやすい情報発信などを提案。
⑥ 地域を支える企業とその技術
八戸から関西方面への物流は距離的な制約による、コストや時間の面で課題を解決するための提案。