本校での学びについて

本校での学びについて

 

本校では、高い志のもと自ら考え行動し、協働して探究する生徒の育成を目標に、令和4年度の1学年(77回生)から、新しい学習指導要領に基づいた教育課程を実施しています。併せて、上の学年の生徒に対しても、より特色と魅力のある教育活動を展開できるよう、これまでの教育活動を再構成するなどし、実践を重ねているところです。

新学習指導要領では、学校教育が長年にわたって目指してきた「生きる力」をより具体化し、次の「資質・能力の3つの柱」を提示しています。

 

① (生きて働く)             知識・技能

② (未知の状況にも対応できる)      思考力・判断力・表現力等

③ (学びを人生や社会に生かそうとする)  学びに向かう力・人間性等

 

本校では各教科の学習指導計画においてこの3つの資質・能力の育成に向けた活動を同じ比重で取り入れ、そこで身に付けた資質・能力を実際に使い、さらに磨きをかけていくといった、らせん状の成長・発展を目指しています。

①の知識・技能は②や③の土台となり、高みを目指すために一層の充実が必要であることから、本校の教育活動において時代を問わず特に大切にしてきました。具体的には、国語力や数学力といった力を指し、各教科の枠組み(授業等)の中で繰り返し触れたり、対話や学びの振り返りをしたりすることでその定着を図ってきました。

一方で、例えば、思考力や言語能力、情報活用能力、主体的に協働する力などに代表される②や③の資質・能力は、これからの社会で最も必要とされるものであり、①を基盤にすると同時に、①を粘り強く追い求める過程(先に述べた、対話や振り返り等)で徐々に身に付いていきます。また、教科等の枠組みを越え、総合的な探究の時間や特別活動などの、いわゆる教科等横断型の学びを通し教育課程全体で育み活用していくという視点もとても重要です。

本校に課せられた使命は、こういった学びの特性・あり方を教員間でしっかり共有し、未来の発展に寄与できる逞しい人財を育成することです。

 

・生徒たちの学びの状況を丁寧に把握すること

・生徒たちが刺激し合いながら自ら学力を高めていく仕組みを考え続けること

・探究心と主体性を育み発揮するための多様な場面(=授業、ホームルーム活動、学校行事、部活動等)を適切なタイミングで提供すること

 

これらが、本気で学ぶ八高生をサポートするための重要な手立てだと考えています。