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教科等横断型授業

 平成30年7月20日の定例の教育課程委員会において、新学習指導要領への対応について議論された。その際に、教科等横断的な授業の研究に今年度着手することに決まった。
 下記(1 目的)がその内容である。
1 目的
○社会の変化に伴って生じる複雑で困難な問題、正解のない問題に主体的に創造的に取組み解決していく力、資質・能力を育てることが求められています。この資質・能力を育むために、主体的で対話的で深い学び(アクティブラーニング)とカリキュラムマネージメントを充実させ、この二つを車の両輪のように機能させることが大切です。
○アクティブラーニングは、生徒の学習に着目し、課題の発見・解決に向けた主体的・協働的な学びです。生徒の側にたって授業をいかに工夫、改善できるかです。
○カリキュラムマネージメントは、カリキュラムを中心に据えて学校経営全体を対象にして課題の解決を図りながら、学校経営目標を達成することに焦点を当てることが鍵です。
○このカリキュラムマネージメントの中で特に焦点化したい点は、教科等横断的な授業や教育活動の工夫、改善にあります。
○先進事例等も少ない状況でありますが、本校は新学習指導要領で求められている教育活動にスムーズに移行するためにも、新テストに対応するためにも先取りして研究・実践を進める予定です。
2 教科等横断的な研究授業の実際
 実施日:平成31年2月5日(火) 6校時
 対 象:1年5組 40名
 科 目:国語総合
 授業者:国語科 真坂彰 教諭と家庭科 竹園美樹子 教諭
 目 的:
 1年生 現代文の評論「コミュニティーから見た日本」の本文の中に、「家庭の変遷」が取り上げられている。本文中の「家庭の変遷」というタームを理解できなければ、本文の内容理解が難しいと判断した。「家庭」という言葉の歴史的背景、「家族」の周辺の社会的な事象、戦後の産業構造の変化、高度経済成長に伴う家族の形態の変化などを理解する必要があった。1年生 家庭基礎の中でも「人の一生と家族・家庭及び福祉」について学習していることから、担当の教諭との教科横断型の授業を試み、これらの現象がもっている意味を再確認してもらうことも目的の一つだった。
3 研究授業担当者、生徒、参観教員の主な感想
(1)授業者の主な感想
<国語科教員>
○評論は様々な教科とコラボレーションできることを発見した。
○専門性の高い他教科の先生に解説してもらうことにより、生徒にとって刺激になり、深く考える機会になる。
○生徒にとって、様々な教科が繋がりと関連があることが理解でき学習の意味を考える機会になった。
●パートナーの先生とすり合わせる時間を作るのが難しい。
<家庭科教員>
○生徒が評論を読む中で、経済と社会問題・流行・生活スタイルなどの関わりを考える機会になった。
○専門的な内容(専門書)をもう一度学習し直し、自己研鑽する機会となった。

(2)授業を受けた生徒の主な感想
○国語と家庭科の融合授業は最初ピンと来ていなかったし、なぜ家庭科?と思いました。しかし家庭科的な家族の話などを聞いて、より本文を理解することができました。実際のグラフや資料を見ることで、日本の変化も良くわかり本文につながったと思います。
○テーマに応じて、専門分野について説明があり、教科が違っても密接に関わることなので、とても分かり易く、内容もとても面白かったです。この授業スタイル、内容も興味をもたせるもので、それぞれの分野の関心が高まるので、非常に良い取組でした。
○新鮮で楽しい授業でした。国語の文章の内容をより深く理解できたと思います。今後、他教科で、数+物や家+生なども面白そうだと思ったのでコラボ増えて欲しいです。
○国語と家庭科がコラボした授業を受けるのはとても新鮮だったし、国語の分野で文章から読み取れた物事を取り上げて、家庭科の分野でそれについて深く掘り下げていくという過程が楽しかったです。授業の理解も深まったし、とてもいい授業だと思いました。
○現代文は論述を扱うゆえ、必然的に専門的にならざるを得ないため、その分野と併合して授業を行うのはとても有効だと思ったし、今後も是非推進していくべきだと感じた。
○現代社会の問題について、国語と家庭科の観点からより深く理解することができました。他教科でも繋がりのある分野があるので、このような授業は大切だなと思いました。
○他教科との関連性を考えながら、授業に参加できて楽しかった。また、他教科の内容の復習にもなったと思う。
○二つの異なる教科(場合によっては3つ以上の教科)を結びつけて、広い視野で事象を見ることで、理解がより深まるので、またこのような授業をしていただきたいと思いました。

(3)参観教員の主な感想
○教科横断型授業の形をつかめた気がします。大変参考になりました。本校初の教科横断型研究授業本当にお疲れ様でした。
○教科横断型授業を初めて参観させていただきました。全国的に見てもまれな授業お疲れ様です。生徒は、各教科がつながった学問の中にある事を実感できたのではないかと思います。
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